iPhoneのWiFi機能を無効にするSSIDが発見される

iOSデバイスにおいて特定のSSIDを含む無線LANの範囲内へデバイスを持ち込むとWiFiが機能しなくなる問題がレポートされています。

iPhoneのWiFi機能を無効にするSSIDが発見される

iPhoneを特定の名前が設定されている無線LANの圏内へ移動させると、無線LAN機能が利用できなくなるという問題が発見されました。

類似の問題
この問題の数週間前にも特定のSSIDを持つWiFiに対し、接続を行うとネットワーク設定をリセットしない限りWiFi機能が無効化される問題がレポートされていました。

今回は、特定のSSID名"%secretclub%power"が指定されている場合、ネットワーク設定をリセットしてもWiFi機能が元に戻らない状態となってしまうようです。

SSIDとは
  • 無線LAN(WiFi)の名前
  • 無線APからWiFi電波は出ているが、モデム一体型の場合もある。
  • 家庭ではルーターから名前を設定可能

そして、一度使えなくなった状態に陥ったiPhoneを元の状態に復元するためには、手動でiPhoneバックアップから特定の項目を取り除く必要があるようです。

これは一般ユーザーにはかなり難易度の高い作業となるため、Appleの早期対応が必須となります。

またこの事象はWiFiの範囲内に入っただけで発生してしまうため自衛方法としては無線LANを利用しない時はオフにしておく、もしくは電源OFFしておくしか対策は無いようです。

恒久的な対応はAppleが対応を行ったiOSリリースを行うまでとなるため、しばらくは注意が必要になるものと思われます。

まとめ

無線LANの範囲内に入っただけで発動する
特定のSSIDが指定された無線LANの電波圏内に入るだけでWiFi機能が無効化されしてまうため、いたずらなどでこのSSIDが設定されているAPを通過するだけで被害にあう可能性があります。
無効化されると簡単には復元できない
現在わかっている限りでは、iPhoneのバックアップをPC/Macで取得した後、特定のファイル(networks.plist)から、悪意のあるSSIDに関連する部分を取り除く必要があります。
対策はソフトウェア・アップデート
Appleがこの問題に対応したソフトウェア・アップデートを配信するまでは無線LANをオフもしくは電源OFFにしておくしか対策は出来ません。

内容には十分留意していますが、今回は問題が問題だけに個人的に確認を取ってないものになります。

記事の内容は間違いが無いように気をつけていますが、私の認識違いや、ミスなどにより間違っている可能性もあります。もし発見された場合はお問い合わせフォームよりご連絡頂けると幸いです。