Raspberry Pi CM4に128Gb eMMC
Raspberry Pi Compute Module 4 の eMMCモジュールを交換し、大容量を実現しています。
警告
この記事は個人的に改造を行った内容のため、実際に試した場合保証は無効になります。Raspberry Pi CM4に対して、大容量のeMMCモジュールと交換を行ったチャレンジャーがいました。
Raspberry Pi CM4とは
- CMはCompute Moduleの略
- 通常のラズベリーパイより組み込み向け
- SDカードスロットは無く内蔵メモリ(eMMC)がドライブ
- メモリモジュールはPi4と同一
このTwitterの投稿によると、元々の32GBから4倍の容量である128Gbにアップグレードされたようです。
また、オリジナルのモジュールと比較して若干ではあるものの速度が向上しているようで、SDカードより大幅に高速となっているようです。
eMMCの速度
Read 80MB/s, Write 70MB/s というラズベリーパイとしてはかなり早い速度となっています。
MEMO
SSDなどのドライブは、同じチップであれば容量が増える程並列化が可能になるため速度が向上する傾向があります。
eMMCチップ自体の値段は 42ユーロと比較的高額であるためなかなか失敗したくない値段です。
しかし、ヒートガンで温めてくっつけるだけなので、慣れている方であればそれほど難しくは無いようです。
以前にもIvan KuleshovさんはRaspberry Pi CM4 にPi4からメモリモジュールを移植していましたが、今回のeMMCの方がメモリモジュールより簡単だったそうです。
一般ユーザーにはハードルが高すぎるように思いますが、個人でもこのぐらいの改造が可能ということを見せつけてくれました。
ちなみにTPM2.0を実装したモジュールの開発も行っているようで、ここまで来るともはやラズベリーパイの次元を超えてきているような気がします。
ここまで来ると本当にスゴイとしか言えない。